「ほほえみネットワーク・グリーフサポート」によせて(2013年9月 ほほえみ通信 第1号)
私がほほえみの門を叩いたのは、八年前の夏休みでした。
旅行の計画をしていた矢先、車の中で救急車も待たずに夫は旅立ってしまいました。子供もなく主人に頼りき りの私は、突然一人残されてどうしてよいのか解らない日々でした。その時、病院からほほえみを紹介して頂き、藁にも縋る気持ちで入会させて頂きました。
当時は大勢の方が参加されていて年配の方、若い方、新しい方と三部屋を使用しており、初めてでも温かく迎 えて下さいました。私にとって同じ境遇の方々とのミーティングと月二回の集まりが何よりの救いでした。少しずつ元気をもらい立ち直って参りました。その後相次いだ兄の死や姉の死も何とか乗り越えることが出来たのはほほえみの御蔭でした。
ところが、7月末をもってほほえみの解散という事になり途方に暮れておりました。しかしながら、ほほえみ ネットワークの活動を継続して頂けるという新たに「ほほえみネットワーク・グリーフサポート」が設立された事で安堵いたしました。
今から考えますと、私はとても良い時期にほほえみに出会うことが出来たと感じております。これからまた、 一からの出発になりますが、こんな私でさえ必ず立ち直りはあると云う事を、生き証人としてほほえみに恩返ししたく、これからも皆様と共に歩んで参りたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
ほほえみの発展をお祈り申し上げます。
H・T(女性、東京都在住)